プログラミング言語は、コンピュータに対する命令を記述するためのツールです。以下は代表的なプログラミング言語とその特徴についての概要です。
目次
代表的なプログラミング言語
- C言語
- アセンブラ言語
- Java
- Perl
- C++
- PHP
- JavaScript
- Ruby
- Python
- C#
- VBScript
- Visual Basic
- Basic など
プログラミング言語の種類
1. スクリプト言語とコンパイラ言語
- スクリプト言語(インタープリタ)
- コードをその場で機械語に翻訳し、実行する。
- 実行速度は比較的遅いが、コードの変更が簡単で、手軽にプログラミングできる。
- 例:Python、JavaScript、Perl など。
- コンパイラ言語
- 言語を機械語に翻訳し、実行ファイル(EXEなど)を生成する。
- 実行速度が速く、大規模なプログラムに向いている。
- 例:C言語、C++、Java など。
2. 低級言語と高級言語
- 低級言語
- CPUやMPUの命令に近い操作を行う言語。
- アセンブラやC言語が含まれる(C言語は実際には高級言語と見なされることが多い)。
- 無駄が少ないが、機械語に近いため理解しにくい。
- 高級言語
- 人間が理解しやすい形で命令を記述できる言語。
- Java、PHP、C++、Python などが含まれる。
- 記述が簡単で、無駄があるが読みやすいコードを記述できる。
3. 組み込み系とシステム系プログラミング
- 組み込み系プログラミング(制御系)
- 機械やロボットなどの制御を目的としたプログラミング。
- 比較的低級な言語が使用されることが多い。
- 例:C言語、アセンブラ言語。
- システム系プログラミング(Webプログラミングなど)
- PCやサーバーを対象としたシステム、アプリケーションの開発。
- 高級言語が多く使用される。
- 例:Java、PHP、C++、Python など。
プログラミング言語の選択
プログラミング言語は様々ありますが、基本的に行えることは共通しています。
- 処理(演算や記憶)
- 判断
これらはどのプログラミング言語でも変わりません(フローチャートで表現できます)。しかし、どの言語を選ぶかによって開発の手間が大きく変わります。たとえば、JavaやPHP、Pythonで直接CPUの命令を実行することはできません(特別なライブラリや拡張があれば可能になることもあります)。一方で、アセンブラでWebプログラミングを行う人もほとんどいません。
つまり、目的に応じて最適なプログラミング言語が存在するのです。プログラミング言語が異なるからといって、できることが根本的に違うわけではありません。重要なのは、目的を達成するために必要な機能がその言語に備わっているかどうかです。適切な言語を選ばないと、自作の部分が多くなり、無駄な労力が増えてしまうことがあります。そのため、既存のツールやライブラリを有効に活用することが重要です。
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