変化について

変化と創造

人が何かを「生み出す」ということは、実際には存在しないのかもしれません。ただ何かが変わっていくだけです。人が何かを生み出したと感じるとき、それは生み出したものに光が当たっているだけに過ぎません。しかし、それは新たに「生み出した」ものではなく、元のものが変わっただけと考えることもできます。

光と影

生み出したと考えられるものがあれば、その反対のものも生まれます。今は光が当たっているものにしか気づきませんが、変化とは元のものが変わらず、ただ配列が変わるだけです。新たな配列には偏りが生じ、そこに光と影が生まれます。

光があるからこそ影があり、影があるからこそ光があります。光と影は元をたどれば同一のものから生まれたのです。

有と無の関係

光と影を生み出すものとは何でしょうか。また、光と影をなくすものとは何でしょうか。有と無の関係について考えると、人はすべての光を失えば影も消えます。そして、影がなくなれば光も失われます。

人が生きている間は「有」であり、死ぬときに「無」へと変わるのでしょうか。それは、人が存在し続ける限り、変化が絶えず続くことを意味しているのかもしれません。