無限について

無限とは何か

無限とは何でしょうか。

無限というと、想像がつかない、身近には感じられないという印象を持つかもしれません。しかし、私たちは無限に囲まれて生きています。少し考えてみてください。

• 時間は有限でしょうか。
• 空間は有限でしょうか。
• 物の小ささは有限でしょうか。
• 時間の短さは有限でしょうか。

「これ以上大きいものはない」と言っても、それを取り囲んでいるものは何なのでしょうか。「これ以上小さいものはない」と言っても、それをさらに細分化できないのでしょうか。これらはすべて無限です。ただ、私たちにはそれを想像することができないだけなのです。

無限と有限の関係

このように、私たちの周りには実は無限しか存在しません。私たちが認識できるものだけが有限と呼ばれています。そう考えると、無限よりも有限のほうが特殊な存在であることがわかるでしょう。

私たちは有限しか認識することができません。そのため、有限の中で生きていると感じています。しかし、よく考えてみると、人の認識は非常に限られた範囲に過ぎないことがわかります。人が認識している間にも時間は流れ、すべては変化しています。人が認識し、言葉を発している最中にも、すべては絶えず変化しています。そう考えると、人が認識して発する言葉は、その瞬間、その人の認識に限られたものであることがわかります。

無限に対する人の限界

人は極小や極大、そして認識できるもの以外については、まったくの無知です。人が知ることができるのは、認識によって理解できる範囲のみです。このように考えると、人は認識できる範囲のものでしか理解できないことがわかります。

私たちは無限に囲まれて生きています。しかし、それを有限と感じるのは人の認識によるものであり、その認識の仕方によって有限の範囲は無限に変化すると言えるのではないでしょうか。