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時間について

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時間とは何か

時間とは何でしょうか。

時間というと過去、現在、未来を思い浮かべますが、実際に存在しているのは「現在」だけです。過去というものが存在しているわけでもなく、未来というものが存在しているわけでもありません。存在しているのは一瞬の「現在」のみです。そして、その現在は瞬間ごとに移り変わり、次の瞬間には次の「現在」が生まれています。

世の中に存在するすべてのものが「現在の状態」であるのは一瞬に過ぎません。しかし、世の中のすべてのものは、現在、過去、未来を含めて同一のものです。同じものが変化しているのです。すべては一瞬の中に変化を内在しており、一瞬一瞬においてすべては変化していきます。

人の時間について

人は時間を感じます。それは、記憶を持っているからです。もし人に記憶がなければ、時間を感じることはないでしょう。幼い頃の記憶がほとんどない私たちは、その時に時間を感じていたでしょうか。もしかしたら、ごくわずかには感じていたかもしれませんが、多くの場合、瞬間瞬間をただ生きていたのではないでしょうか。その時期には過去の記憶はほとんどなく、ただ「今」を生きていたのだと思います。ただし、その時期にも無意識の記憶は存在していました。

時間がない状態

もし人が完全に記憶を持たず、時間を全く感じない状態であれば、その人にとって「一瞬」と「永遠」は同じように感じられるのかもしれません。

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