エディタの比較
エディタにはさまざまなものがあります。
emacs、vim、vscode、visual studio、秀丸
それぞれ特徴があるのでそれについて書いていきたいと思います。
■emacs
vimとvscodeの中間どころ
vimのようにCUIベースを残しながら
vscodeのように現代のCUI+GUIの中間
vscodeはいろいろなことに対応できてよいが
それゆえ画面や使い勝手が固定されがち
emacsはシンプルなCUIベースのシンプルな画面なので飽きがこない
ただし込み入ったことをしようとすると手数が多くなりがち
emacsはvimの標準モード、インサートモードなどの区別がないぶん
現代的なエディタに近いがvscodeなどと比べてCUIのよさを残している
追記
emacsは現代的なエディタの元になっている
vimは効率はいいが、現代的なエディタでは基本採用されていない
効率は落ちてもシンプルで直感的な操作がいい
それが広く行き渡り後々まで残るのではないだろうか
ctrl+n,p,f,bが疲れたら矢印キーでいい(PageUpやPageDown、HomeやEndも使えばいい)
集中しているときだけctrl+n,p,f,bを使えばいい
(矢印キーが遠く感じるとき)
emacsはcuiで完結できる
■vim
h,j,k,lで移動できるのが大きい
矢印キーやCtrl+〇に比べて移動が楽
これは書いている状況での集中力の維持に役立つ
その分モードを行き来しないといけないが
ワンキー操作はvimの特権
vimは書かれてあるコードを編集するのに最適
またコンソールでキー入力をしている状況で使いやすい
vimはCUIとの相性がいい
追記
vimは通信ができて間もない頃、
いかに少ないタイピングで多くのことが行えるか
を考慮したエディタでもある
使いこなせば高速で編集できるようになるが
現代的なエディタのもとになるには難しいといえる
■vscode
CUIとGUIの中間どころ
CUIのようにキー操作のみも可能だが
マウスを使うことも多々ある
基本的なことが網羅されていて使いやすい
機能も豊富
画面は現代っぽくシンプルではあるがemacsほどCUIっぽくはない
使い勝手を意識した現代的な構成といえるが
CUIのようなシンプルさは少ない
(使い勝手とシンプルの両立は難しい)
■visual studio
The GUIエディタ
デバッグなど機能が豊富
マウスを使うことが前提で、目的を達するためのツール
実用性ではマウスが必要であることが分かる
困ったときや最新の開発を行う際には
最終的には統合開発環境が最適といえる
(困ったときの助け舟、最後の砦的な存在)
■秀丸
軽い、シンプル
秀丸も上に挙げたエディタのようにマルチウィンドウにしてほしい
と思ったときがあったが
秀丸はシングルウィンドウであるからこそ
軽く、シンプルであることに気付く
軽い、シンプルはエディタとして非常に重要な要素
間違いをおかしたくないときに自然な選択肢となる
加えてGrepなどエディタとしての機能が使いやすく
必要な機能は備わっていて機能拡張も可能
(安心の使いやすさ)
■総括
どれも特徴があり、1つのエディタに固執するより
いろいろ使ってみるのがいい
機能的には統合開発環境がいいが
使い勝手はエディタの方がいい
普段使いのエディタと
状況に応じた統合開発環境の両方が必要ということ
追記
エディタにはいろいろあるが基本的な機能に大差はない
今後も使い続けられる機能を使いこなしていくことの方が重要
エディタはいろいろなものを使ってみるのがいい
共通部分が見えてくるから