バランスについて
人は安定しているのがよい
そういわれるが
安定しているとはどういうことか
安定とは動かないことか
動かないことを指すのなら
安定は安定を欠く
人はすべてにおいてバランスが重要
安定も不安定も必要
しかし安定でもなく不安定でもない
安定でも不安定でもどちらに偏りが生まれると
バランスが崩れる
人の不調はすべてバランスの崩れにあると思う
思考にしろ体調にしろすべて
安定と不安定の間で揺れている状態が
バランスが取れているということ
なぜ安定であってはいけないのか
安定は人を動かなくする
逆に不安定は人を静止させなくする
この微妙なバランスを保っていないと
人は動けなくなったり
止められなくなったりする
しかしこの原因は何か
人は重力に引かれて生きている
誰も逃れることはできない
重力は人の身体に様々な影響を与える
人は安定に偏ったり
不安定に偏ったりすることで
重力の受け方に偏りが生まれる
姿勢が悪かったりすると
重力の作用が身体の一部に集中する
静止を続けても身体の一部に集中する
適度に動作させ力を分散させる必要がある
こういった重力の作用は
人の精神状態などによっても
どこかに負荷を集中させる結果となる
負荷が集中すると異常をきたす
人は身体に掛かり続ける力を
いかに心身のバランスをとって
偏りがない状態をつくり続けるかということは
重要なことではないだろうか。
どんなものであっても
一部のバランスが崩れると偏りが生まれる
そして偏りは一部に負荷を集中させ
全体のバランスを崩す