睡眠について(20200122_2159)
なぜ睡眠は必要か
人は昼間は覚醒した状態でいます。
しかし夜になると、やがて覚醒した状態から
眠りの状態に落ちていきます。
それはまるで自分が自分ではない
無意識の状態に移っていくような状態です。
昼間は意識を働かせて活動を行います。
しかし夜になると、眠気が起こり、
意識を保つのが難しくなり自然に眠りが訪れます。
睡眠は意識にとって必要なものをもたらすと考えられます。
睡眠とは?
普段起きているときは体の一部は意識的に動かしています。
手や足、脳などについては意識的に働かせることができます。
ただ意識しなくても体はいろいろなことを感受し、
それに対して反応を行っています。
心臓の動きや、食べたものをどう消化していくかなど、
我々の意識には及びません。
睡眠は意識が働いている状態から
働かない状態への移行です。
睡眠の間は、体は意識の作用を受けず
体本来の活動のみを行います。
そして意識も体の作用の一部と考えれば、
意識も睡眠による体の変化を受けることになります。
つまり意識は再構成されるということになります。
体からのメッセージ
人は自分の身体について何ら知っていません。
知っているのは意識できる部分のみです。
日中のうちに体の中で何を行ったか、
また何の影響を受けているか意外にも知らないのです。
睡眠はそういった意識外で起こることを
意識の再構成という形で意識にフィードバックする働きも
あるのではないでしょうか。