逆の感情について(20200215_1054)
人は快さを感じることもあれば、
不快さを感じることもあります。
それはなぜでしょうか。
人は快さや不快さを感じるときそれを外部の影響と考えます。
しかし本当にそうでしょうか。
もし外部で何があったとしても
それを感じる自分がいなければ何も感じることはありません。
快さや不快さを感じる原因は自分の中にあります。
人は快さを感じるのはよいですが、
不快さは感じたくないものです。
しかし人は快さを感じるゆえに不快さを感じます。
逆に不快さを感じるゆえに快さを感じます。
快さや不快さを感じると自分の心の立ち位置が変わるゆえに
逆を感じるようになります。
立ち位置が変わらなければ逆は生じません。
人は意識的、無意識的に
快さや不快さを自らつくりだすこともあります。
意識的に快さを求めて
不快さに耐えることもあれば、
無意識的に快さを求めて
不快さを招いたりすることもあります。
いずれも快さを求めて不快さが生じます。
人の心の立ち位置は揺れ動くものです。
快さや不快さを感じずに生きることはできません。
しかし不快さは快さの裏返しと考えれば、
必要以上に快さを求めるということは
必要以上に不快さを求めるのと同じことではないでしょうか。
人は快さも不快さも意識的につくりだすのではなく
ありのままが自然だといえないでしょうか。